もみほぐしやボディケアと呼ばれるマッサージは、主に親指を使って身体のコリの部位分を集中的にほぐすマッサージのことです。
国家資格が必要な治療を目的としたマッサージではなくコリによる不快感をもみほぐして血行をよくする事で改善するリラクゼーションのマッサージです。
もみほぐしマッサージのメリット
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気持ちいい
コリのある不快な部分を率先してマッサージするので、すぐに気持ちよさを味わうことが出来ます。
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短時間で終わる
部分的なコリをほぐすマッサージなのでコリの部分だけなら比較的短時間でほぐすことが出来ます。
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経済的
辛いその時に楽になる目的なら、短時間で気持ちよさを感じます。価格も他のマッサージより少しですが低く設定しています。
もみほぐしマッサージのデメリット
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効果の持続が短時間
マッサージのあとその日しばらく楽を感じますが 部分的なマッサージはコリの発生する原因に対処しないため一時的な気持ちよさに限定されます。コリの発生する原因とは、筋肉の萎縮や交感神経による無意識の緊張やストレスのことです。
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精神的なリラックスが少ない
コリがほぐれる事で一時的なリラックス感はありますが、不快感に対する肉体的な対処のためアロマオイルマッサージやタイ古式、ヘッドマッサージなどで感じる深い精神的且つ副交感神経が優位に保たれるリラックス感には及びません。
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不経済
多くのお客様はその時の身体の辛さを無くすことと同時に身体の状態を良くしたい希望を持たれてマッサージに来られます。
一般的にですが、もみほぐしで繰り返し身体をほぐしても身体の状態は良くなっていきません。
【理由】
筋肉の萎縮状態が続くことでコリは発生します。交感神経が優位になると筋肉は緊張して萎縮します。筋肉が縮んだままではいくらマッサージしても元のコリ状態に戻っていきます。
萎縮した筋肉を弛める方法は2つ。
@ストレッチでダイレクトに伸ばす。
A副交感神経を優位に保つ。併せてコリの部分をマッサージする必要があります。
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経済性
短時間でその時の辛さを無くすならボディケア・もみほぐしのマッサージがおすすめです。短時間でコリの部分をほぐせますので肩こりだけなら30分、腰のこりだけなら30分程度のコースをです。コリの部分が肩、腰、背中に及ぶ場合には60分コース、頭や足の疲れまである場合にはヘッドマッサージや足ツボコースと組みあせて90分セットにするのがおすすめです。
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ストレス疲労をとても感じている
ストレス疲労とは単純に言い換えると交感神経が休まらない状態の継続です。交感神経を休めるマッサージ的なアプローチには、やさしいタッチで触れられる安心感で満たされること。これはオキシトシン(安息系ホルモン)が分泌される状態です。
またストレッチで身体が伸ばされたり、しっかりした圧でポイントを押されたりした直後の開放感はドーパミン(快感系ホルモン)を分泌させます。ゆっくりしたリズムのあるマッサージは穏やかな音楽を聴くような心地よい眠りを誘うアデノシン(睡眠ホルモン)やセロトニン(精神安定ホルモン)の分泌を促します。
このようなホルモン分泌がトータルに期待できる主なマッサージはタイ古式マッサージ(2時間)が経験上のおすすめになります。ストレッチや強く押されるのが苦手でじっとしたまま堪能したい方はオイルを使ってリンパも流すアロマオイルマッサージがおすすめです。
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寝れない方
交感神経が優位な状態では良質な睡眠はできません。人間の睡眠サイクルは90分単位で深くなったり浅くなったりを繰り返します。最初の深い睡眠サイクルが深度4のもっとも深い睡眠です。マッサージを受けながらの入眠は触れられている感触に意識を集中することで沸いてくる思考をとめて深度4の眠りに導きやすくなります。2時間コースでは深度4(ピンク)と心地よいレム睡眠(みどり)の両方を味わえるようです。
グラフにしましたのでご参考ください。
ホディケア(もみほぐし)コース